今年の夏はイタリア・ミステリとスウェーデン・ミステリにはまってしまいました~

どちらも、偶然手にしたもの、、、

イタリア・ミステリはイタリア好きで、以前シチリアに一緒に旅行した友人に、

絶対おもしろいからと言って貸してもらったシチリアを舞台とした警察サスペンス。

『悲しきバイオリン』と『おやつ泥棒』……アンドレア・カミッレーリ作・千種堅訳

ストーリーは複雑で、それはそれでおもしろいのですが、なんと言っても登場人物の魅力に

ノックダウンされました、、、そして、舞台のシチリア、、、5,6年前になりますが友人4人

とシチリアを一周した、あのときのシチリアの景色が蘇ってきます、、、

焼けつくように熱い砂浜、、、磯の香を運ぶ海風、、、赤い屋根の家、、、

舞台は架空の町ヴィガータ。これは作者の生まれたアグリジェントだそうです~

このヴィガータの警察に勤務するモンタルバーノ警部が主人公ですが、45歳という年齢で

出世を嫌い、いつまでも警部から上にあがれません、、、しかし、部下には優しく部下からは慕われます~しかも、グルメ、そして読んでいない本はないというインテリ、、、

いつシャワーを浴びたの?って感じのあまり清潔とは言えない中年のおじさん、、、それなのに、女性は老いも若きも彼の虜になります、、、言葉は汚いのに、気持ちが優しいのです~

リヴィアという恋人がいて、彼女とはいつも、なんだか行き違い、、、

喧嘩の絶えない関係ですね、、、このシリーズはイタリアで大人気だそうです、、

 

きっとこの警部の魅力がベストセラーの理由のひとつなのでしょうね~

日本で訳されているのはこの二冊ですが、どちらのタイトルもちょっとメルヘンチックです、、、しかし、タイトルとは裏腹に、内容はかなりハード、、、でも、ハードなプロットも、

警部の巧みな会話と、メイドのとびきりのレシピの料理シーンで帳消しでした~

とにかく惹かれるシリーズ、、、

一方、スェーデンのミステリ、

 

モーリン・シリーズ。モンス・カッレントフト作・久山葉子訳

 

こちらは、共通の友人である編集者さんのおすすめ、、、

以前は、ミステリと言えば、イギリス、アメリカ、フランスでしたが、最近は、

北欧作家が人気のようです~

久山さんは、スェーデン語がお得意、、、何冊もスェーデン作家ものを訳されてます~

スェーデンの作品は、地名と人名がなかなか覚えられません~

発音が難しく、地名は本当に、初耳といったものばかり、、、

この作家の作品、女性が訳すのは大変だっただろうな、と思います~

残虐なシーンが多いんです、、、

主人公の女性刑事モーリンは、過去に自分が仕事に没頭するあまり

娘の命を危険にさらすという経験をしていて、心の病を抱えています、、、

それが性格に出て、とにかく感じが悪い、、、警察にも夫にも嫌われて、、、

 

モンタルバーノ警部と正反対、、、

 

でも、久々にミステリにはまっていた夏でした~

そんな夏の一ページ、、、

 

 

葉山の新しいスポット、『ファニー・ハウス』~

 

葉山と言っても久留和海岸なのですが、二組だけ泊まれるホテルができました~

もとは杏里さんの別荘だったとか、、、

 

実は、今年の夏、ちょっとはまってました~

朝食も素敵ですが、、、

サンセットディナーがお勧めです~暮れなずむ夕日を眺めながら、

シャンパンなど飲んでいると、、、時間がたつのを忘れてしまいます、、、

 

ここだけ、まるで時間が止まってしまったかのよう、、、

モンタルバーノ警部のテラスから眺める景色って

こんななのでは?と思ったりします、、、

 

 

 

 

暑い夏でしたね、、、